
法則を破ればマーケティング戦争に敗れる22則。とりわけ破られがちなものを個人的な備忘録として。
心の法則・知覚の法則
マーケティングの戦いは製品やサービスの良し悪しで決まるのではなく、人の心の中にその企業もしくは製品がどのように知覚されているか(所謂ポジショニング)されているかが重要である。従ってアイディアやコンセプトを如何にして人の心に入りこむかを考えねばならない。 客観的な事実の存在を求め、それを製品に反映させれば勝てるといったマーケティングは誤っている。
集中の法則
人の心の中に一つの言葉を植え付ける方法を見つなくてはならない。 フェデラル・エクスプレス社の例でいえば、「翌日配送」だった。
独占の法則
競合他社が人の心のなかに植え付けている言葉を自社で塗り替えるのは難しい。 競合他社の強みに対してより自社のほうが同様の点でより優れているといった類の勝負は避ける。
犠牲の法則
何かを得るためには何かを犠牲にしなければならない。 全方位的なマーケティングは敗北する。セグメントを絞る。集中と選択。
一撃の法則
小出しや分散はしない。リソースを集中し一気に行うこと。 戦力の逐次投入はマーケティング以外においても大抵悪手で終わる。
財源の法則
どんなに優れたアイディアであっても資金がなければ実現ができない。 アイディアやコンセプトを実現するための予算は必ず確保してからマーケティング計画を練る。
あれもしなきゃこれもしなきゃとお困りの方はぜひご相談ください。
書籍情報
- 書籍名: マーケティング22の法則
- 著者: アル・ライズ ジャック・トラウト
- 出版年: 1994年
- 出版社: 東急エージェンシー
Back to HOME